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管理人のたろきちです。
私がカメラを始めた当初は、風景や星空を中心に撮ることがほとんどでした。
そんな私が、とあるきっかけでフィルムカメラを手にしてから、
写真の撮り方そのものが変わりました。
撮った写真はすぐに見られないし、撮れる枚数にも限りがある。
正直、フィルムカメラは不便です。
それでもこの不便さがあったからこそ、写真を撮ることがもっと楽しくなりました。
この記事ではその理由をお伝えできればと思います。
結論「とりあえず撮る」から光と影を見て撮る」ようになりました。
Konica Auto Sとの出会い
私のカメラ所有歴の中で、Canon EOS 6D mark IIと
Sony α7IIの2台持ちをしていた時期がありました。
ちょうどその頃ミラーレスカメラにオールドレンズをつけて撮影するのがブームになっていて、
私も例に漏れずα7IIを使ってSuper-TakumarやIndustar-61などの
オールドレンズ特有の柔らかな描写にハマっていました。
この時のオールドレンズブームの中で、
ネットでは「実家に眠っていたオールドレンズを使ってます」といったのをよく目にしていました。
「もしかしたらうちにあるかも?」と家族に尋ねてみると、祖父の家に古いカメラがあるとのこと。
見せてもらうと、出てきたのはレンズ一体型のフィルムカメラ「Konica Auto S」でした。
祖父に聞くと曽祖父が使っていたカメラだったようで、
最初は「レンズじゃないのかー」と少し残念に思いました。
電池室は腐食していてフィルムの巻き上げもできず軍幹部も凹みがあったのですが、
調べると機械式の部分だけであれば直せそうだったので、
修理ができるカメラやで見てもらい、写真が撮れる状態にまで修理してもらいました。
フィルムカメラならではの魅力
AF性能や連写性能の高いデジタルカメラが溢れている現代において、
なぜ不便なフィルムカメラで撮るのか、その魅力をお伝えできればと思います。
フィルムを巻き上げる所作が気持ちいい
デジタルカメラは電源を入れてシャッターを押せば撮れますが、
フィルムカメラは1枚撮るごとにレバーでフィルムを巻き上げてからシャッターを切ります。
シャッターフィーリングなら、機種によってはデジタルカメラでもしっかり手に伝わるものがあります。
しかし、巻き上げの所作とその時に手に伝わる機械の感触は、
デジタルカメラでは味わえないものです。


仕上がりまでどんな写真になっているかわからないドキドキ感
デジタルカメラなら撮ったその場で液晶画面で確認できますが、
フィルムカメラは1本撮りきって現像に出すまで、そんな写真が撮れたのかわかりません。
フィルムの種類や現像をするお店によっては、仕上がりまで数日かかることもあります。
そして出来上がった写真を見返しながら、「よく写ってる!」「ピンボケしてたー」「真っ黒で全然撮れてなかった笑」と、撮った日の出来事や瞬間を思い出します。
出来上がるまでのドキドキ感や、写真と一緒に思い出を味わえるのも魅力の一つです。

レンジファインダー機ならではの魅力
不便なフィルムカメラを続けられたのは、
手にしたのがコンパクトレンジファインダー機のKonica Auto Sだったことも大きな理由です。
ここからは、一眼タイプとは異なるレンジファインダー機の魅力をお伝えします。
素通しのファインダーとAuto Sならではの青いガラス
一眼タイプのカメラでは、レンズを通した像がそのままファインダーに映ります。
広角なら広く、望遠なら大きく見えます。
一方レンジファインダー機は、レンズを通さない素通しのガラス越しに被写体を見ます。
ファインダー内には焦点距離を合わせたブライトフレームが表示され、その枠の中で構図を決めます。
枠の外側も見えているので、周囲の状況を把握しながら構図を決めることができるので、
スナップ撮影ではとても撮りやすいと感じます。
加えて、Auto Sはファインダーのガラスが青みがかっているので、
まるで青い世界を切り取っているような感覚になります。


二重像でのピント合わせ
一眼タイプのカメラでは、ピントを合わせた部分がくっきり見えるのですが、
レンジファインダー機では、ファインダー中央に二重に見える像を重ね合わせてピントを合わせます。
初めてAuto Sを使った時に、このピントを合わせる所作が今までに無い感覚だったのを覚えていて、
普段ミラーレスカメラを使っている身からすると、
この二重像を合わせる操作は今でも新鮮に感じます。
昔のフィルムカメラでは一般的だったこの方式ですが、
現行のデジタルカメラで採用しているのはライカのM型などごく一部に限られます。

「とりあえず撮る」から「光と影を見て撮る」へ撮り方が変わった
デジタルカメラは大容量のメモリーカードさえ入れておけば、何百枚、何千枚と撮ることができます。
一方フィルムカメラでは、充填するフィルムは1本で撮れる枚数に限りがあり、多くて36枚です。
加えてISO感度もフィルムごとに決まっていて、1本撮りきるまで変えることができません。
その結果、デジタルカメラでの「とりあえず撮ってあとから選ぶ」というスタイルから、
「被写体や光と影をよく見てから撮る」というスタイルに変わりました。
撮れる枚数が限られているからこそ、1枚1枚を丁寧に撮るよう意識するようになりました。
作例






まとめ | 不便なことは多いけど撮影が楽しい!
「シャッターボタンを押すだけでは撮れない」
「ピントはマニュアルでしか合わせられない」
「撮ってすぐに写真を確認できない」
他にも「露出を自分で合わせないといけない」など、デジタルカメラと比べて不便なことはたくさんあります。
それでも、その不便さを差し引いてなお、フィルムカメラでの撮影体験はデジタルカメラでは味わうことのできないもので、
撮ることそのものを楽しめるようになりました。
これからフィルムカメラを始めたいと思っている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは



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